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a-blog cmsのフォームと連携することによってお客様が入力した情報をZoho CRM 上に蓄積することができます。

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Zoho for a-blog cms

Zoho CRM とはオンラインの顧客管理システムです。a-blog cmsのフォームと連携することによってお客様が入力した情報をZoho CRM 上に蓄積することができます。

ダウンロード

Zoho for a-blog cms

動作環境

  • a-blog cms >= 3.0.0
  • php >=7.4

インストール

  1. ダウンロードしたファイルを解凍し、Zoho ディレクトリを a-blog cms の extensions ディレクトリに配置します。
  2. 管理画面にログインし、拡張アプリ管理 から Zoho をインストールします。

注意

config.server.php で HOOK_ENABLE を有効にしておく必要があります。

define('HOOK_ENABLE', 1);

認証

Zoho CRM との連携にはOAuth認証が必要です。OAuth認証を行うためには、Zoho CRM のAPIを利用するためのクライアントを作成する必要があります。

認証コードの生成

下記のURLより API Console 画面を開きます。
https://api-console.zoho.com/

初めてAPI追加する場合は「GET STARTED」から登録画面に遷移してください。 クライアント作成画面に遷移すると、Client Type 選択画面が表示されます。ここでは「Self client」を選択してください。

Client Type 選択画面

Client ID と Client Secret はあとでCMS側に入力するので控えておきます。

Client ID と Client Secret

Generate Code タブを開いてトークン生成します。

タブには ZohoCRM.modules.all,ZohoCRM.settings.all,Aaaserver.profile.read と入力してください。
期限は何分でも構いませんが、その期限内にOAuth認証を済ませる必要があります。
入力をすませるとOAuth認証に必要な認証用トークンが表示されるはずです。このトークンを覚えておきましょう。

認証用トークン生成画面 認証先となるポータル選択画面 認証トークン生成完了画面

※API を CREATE した時に「You are not a part of any ZohoCRM service orgs. Please remove the scope to generate the token.」と出る場合は Zoho CRM が未登録になっているので先にCRMへの登録をしてください。
https://crm.zoho.com/crm/ShowHomePage.do

OAuth認証

次に、CMS側でOAuth認証を行います。

envファイルの設定

a-blog cms 設置ディレクトリの .env ファイルに以下の情報を設定します。

  • Zohoのアクセストークンを保存するディレクトリ
  • Zohoのアプリケーションログを保存するディレクトリ
# Zohoの設定

## Zohoのアクセストークンを保存するディレクトリを指定します。ドキュメントルートより上の階層など、外部からアクセスできない場所を指定してください。
ZOHO_TOKEN_PERSISTENCE_PATH=/path/to/your/directory/

## Zohoのアプリケーションログを保存するディレクトリを指定します。ドキュメントルートより上の階層など、外部からアクセスできない場所を指定してください。
ZOHO_APPLICATION_LOG_FILE_PATH=/path/to/your/directory/

ZOHO_TOKEN_PERSISTENCE_PATH が指定されていない場合、拡張アプリ管理画面に以下のアラートが表示されます。

ZOHO_TOKEN_PERSISTENCE_PATH が指定されていない場合のアラート

認証

次に、先ほど取得した、Client ID、Client Secretを拡張アプリ管理画面から入力していきます。

入力後は設定を保存し、「認証」ボタンをクリックします。クリックすると、認証トークンを入力するプロンプトが表示されるので、API Console で取得した認証トークンを入力して認証を行います。

認証が完了すると、下の図のように「認証済み」というラベルが表示され、認証に利用しているZohoアカウントに設定されているメールアドレスが表示されます。

認証完了画面

拡張アプリZohoの使い方

管理画面 > フォーム管理 > 設定したいフォームID よりフォームに対するZohoの設定を行うことができます。
a-blog cmsのフォームから送信されたカスタムフィールドのフィールド名に対してZohoの項目のラベルを紐づけることで、a-blog cms側のフォームの送信結果をZohoに送信することができます。

Zohoの項目のラベルは設定 > タブと項目から確認できます。

Zohoの項目のラベルは設定 > タブと項目から確認できます

以下3つの作業が必要になります。

  1. フォームの権限設定
  2. Zoho カスタムフィールドの設定
  3. Zoho リレーショナル設定

1. フォームの権限設定

フォームIDごとに、Zohoのどのタブに対してInsert(データの作成)及びUpdate(データの更新)ができるかを設定できます。

例えば、下の画像の場合、Leads,CustomModule6のタブに対してデータ作成の権限があり、Leads,Contactsのタブに対してはデータ更新の権限があります。

フォームの権限設定の例

2. Zoho カスタムフィールドの設定

次は、カスタムフィールドの設定です。ここでは a-blog cms のフォームから送信されたカスタムフィールドのフィールド名とZoho側のカスタムフィールドの項目のラベルの紐付けを行います。

例えば、一番最初の列では、nameの項目はZohoのCustomModule6,Leads,Contactsのタブの 姓 に対応しています。

フォームの権限設定でInsertするタブを設定している場合は、カスタムフィールド設定にユニークキーになる項目のラベルを追加しInsertを有効にしてください。

また、フォームの権限設定でUpdateするタブを設定している場合は、カスタムフィールド設定ユニークキーになるものの項目を追加しUpdateを有効にしてください。

Zoho カスタムフィールドの設定例

3. Zoho リレーショナル設定

また、Zoho側に登録したデータどうしをlookupIDを通して紐づけることができます。

例えば、そのお問い合わせをしたユーザー(Zohoに登録されているまたは、お問い合わせと同時に登録されたユーザー)が誰なのかをルックアップIDを使って以下のように紐づけます。

ルックアップIDにはそのルックアップIDに使用されているZoho側のラベル名を登録します。

Zoho リレーショナル設定例

トラブルシューティング

拡張アプリのソースコードを Git で管理している場合、拡張アプリ内に環境に依存するファイルが含まれているため、不具合が発生する可能性があります。

そのため、以下ファイルを .gitignore で除外してください。

  • /extension/plugins/Zoho/vendor/zohocrm/php-sdk/src/resources
  • /extension/plugins/Zoho/vendor/zohocrm/php-sdk/src/com/zoho/oauth/logger/

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