「スポットチャン」はSOTA/POTAのスポットを読み上げてくれるコミュニケーションロボットです。スタックチャンの親戚にあたります。SOTA/POTAのスポット情報を配信するサーバから指定した地域のスポットを受信し、コールサインやアクティベーション先・運用周波数を日本語又は英語で読み上げてくれます。
※スポットチャンの開発にあたってはM5Unified_StackChan_ChatGPT_Googleを参考に一部コードを利用させていただいています。
こちらのキットを使うと簡単に製作できます。
M5Stackは分解が不要なCore2がおすすめです。サーボモータはSG92がおすすめです。Core2では本体横のポートA、Coreでは本体上のポートCをサーボ制御用に使います。ポートを変更する場合はmain.cpp
のdefineを適宜変更してください。
ファームウェアはM5Stack Core2又はM5Stack Coreに対応しています。PlatformIOでプロジェクト環境を選択しビルドしてください。またM5BurnerにM5Stack Core2用のファームウェアがアップロードされています。
config
フォルダにあるspotchan.json
に以下の情報を記載し、FATでフォーマットしたマイクロSDカードのルートディレクトリにおいてください。
項目 | 値 |
---|---|
wifi_ssid | WiFi SSID |
wifi_passwd | WiFi パスワード |
volume | 音量(0-255) |
subscription | MQTTサブスクリプション |
importkey | myACTのIMPORTキー |
MQTTサブスクリプションには配信を受けるスポット情報を記載します。
- 日本国内のSOTA/POTAをスポットを受ける場合
"subscription" : ["js/spot/pota/ja", "js/spot/sota/ja"],
- 全てのSOTA/POTAのスポットを受ける場合
"subscription" : ["js/spot/pota/ww", "js/spot/sota/ww"],
POTAのハンターログをmyACTにアップロードしている場合は、設定ダイアログで「MQTT連携」にチェックを入れ、EXPORTボタンを押して下さい。
次にEXPORTボタンの横に表示される6桁の番号を以下のように設定ファイルに記載してください。
"importkey": "310271",
myACTとハンターログを共有し、未ハントの公園のスポットは「未ハントの新しいPOTAスポットです」と教えてくれます。
最初にM5Stackを起動するとマイクロSDカードから設定ファイルを読み込みます。一度設定ファイルを詠み込むと内部の不揮発メモリに書き込むのでSDカードは外して構いません。以降、起動時は不揮発メモリの設定情報を読み込みます。設定を変更したい場合はボタンBを押しながら起動するとSDカードから再度設定ファイルを読み込みます。
ボタンAを押すとスポットの開始・停止を切り替えます。ボタンBは最後に通知したスポットを再度繰り返し読み上げます。ボタンCはご挨拶です。